C92新刊について、そこに書けなかったこと。
90日以上更新してなかったので、広告が表示されていました。
あははは。
昨年末のC91は落選しましたが、今回のC92はスペースをいただくことが出来ました。ありがとうございます。
さて、今回の新刊ですが、飲食本です。
うちは散歩系を名乗っているサークルなのですが、今回は飲食本を出すことになってしまいました。
「なってしまいました」って、自分で決めたのですけども。
タイトルは『18のみぢかなひやしちゅうか』です。
「ひらがなだらけにした方が可愛いから」などという理由ではなく、
「表紙に載せるロゴを考える時に『18の身近な冷やし中華』ではしっくり来るものが作れなかったから」
という理由からです。技術とセンスがまだまだ足りないのです。
「何故冷やし中華なのか」と問われれば、「三食冷やし中華でもいいくらいに大好きだから」としか言えません。
この本を作るにあたり、決めたことがありました。
◎取り上げるのは醤油だれのみ
→基本の味だと思ったので
◎チェーン店以外では食べない
→ところが色々あって*1、一社しか行けなかった
◎取り寄せない
→取り寄せは「身近」というコンセプトに合わないと判断
◎自分で作るタイプのものは、具を「錦糸玉子*2・ハム・きゅうり」とする
しかし、何せ勝手のわからぬ飲食本。載せたりレビューしたりするためのものを作ったりしたことはあっても、最初から最後までしたことはなかったので、作業がまるっと無駄になったこともありました。
そして、「三食冷やし中華でもいい」と思うほどに大好きな冷やし中華だったのに、見聞きするのも嫌だと思った日もありました。
そんな中でも少しずつ形になっていく中で、少しでも良いものを作りたいと、本当にギリギリまで何やかんやと手直ししました。
それでも、他の飲食本に比べれば拙いものです。もう少しやりようがあったでしょう。
しかし、これが今の私のベストです。
他の飲食本のように食べ比べもしていない、取り上げたものを深く掘り下げてもいない、レシピが載っている訳でもない、ましてや白黒という、本当にただの「2017年冷やし中華カタログ」のような本になってしまいました。
それでも、この本をきっかけに冷やし中華について興味を抱いていただければ、この本を作った意味も生まれるというものです。
拙著で、皆さんの冷やし中華ワールドが少しでも広がりますように。