おばちゃんぷるー

同人サークル「昭和のひとびと」の中のおばちゃんの雑記

これは愚痴なのか何なのか

TwitterのTLを眺めていて思ったことをさっき、うちの人に聞いてもらった。

その話になったのはうちの人きっかけなんだけど、うちの人も違うベクトルのところでモヤモヤしていたみたいで、お互いに思うところを発してみた。少なくとも私は正直に吐露したつもりである。

 

ひょんなことから本を出すことになってはや4年半が経ち、何だかんだでうちの本を楽しみにしてくださっている方が増えたようだ。ありがたいことに、今まで出したもので頒布数ゼロというものはない。

 

時々、「ゼロのものがないのは何でだろう」と思うことがある。

別に気の利いた文章を書くわけでもなければ、可愛い絵を描くわけでもなく、「真似したい」と思われるような写真を撮るわけでもない。ましてや、広く求められるような本を出すわけでもない。

インスタントやきそばのレビュー本が欲しければ、もっと詳しい人がいらっしゃる。もっと上手に推しを紹介してくれている人はごまんといる。可愛いイラストや素敵な写真をたくさん載せた散歩の本はいくらでもある。

 

なのに、何でお手にとってくださるばかりでなく、「これをください」と買ってくださる方がいらっしゃるのだろう。

いつも締切ギリギリ、コピー本にいたっては当日の朝に会場で作っているような体たらくだけど、どの本も自分が一番楽しんで書いている。

うちの本を買っていただける理由は、「お手にとってくださった方にその楽しさが伝わったから」ということぐらいしか思いつかない。

 

楽しんで書くということなら、皆さんだってそうなんだと思う。そんなことは、足を踏み入れて5年も経ってないようなド新規に言われるまでもないわけで。

 

でも何か最近、何と言うか、「変化」している気がする。

 

「素人が作った」っていうのがわかる本ってそんなに駄目かな。

フルカラーじゃないと駄目かな。

コピー本じゃ駄目かな。

 

素人が作った感丸出しの本しか出せない。

フルカラーの本は滅多に出せない。

コピー本ばかり出す。

そんなうちみたいなサークルは駄目かな。

 

……などと思っているから売れないんだよと言われそうだな。

でも、「娘へのお土産にするわ」って、私がひたすら楽しんで書いただけの推しの作品をレビューしたコピー本を買ってくださる、そういう方がいるうちはどんなに売れなかろうがきっとやめられないんだと思う。

 

まだまだ書きたいことはたくさんある。

それを書くたび、ひとりでがむしゃらに盛り上がるのだろう。