おばちゃんぷるー

同人サークル「昭和のひとびと」の中のおばちゃんの雑記

【おしらせ】休みます

弊サークル、といっても私だけですが。

来年3月まで、新刊制作を休止いたします。

 

形にしたいものはたくさんあります。

脳内ではもう出来ている本もあります。

それを形にすることは出来るのかもしれません。

 

が、残念なことに私はそんなに器用ではありません。

大した技術は持っていませんが、作るならば本気で取り組みたいと、毎度自分の出来る限りの範囲でやってきました。

 

本当は本が作りたいです。

網膜剥離が治ったらたくさん作ろうとしていたのに、作るネタはあるのに、作りたくても作れないというジレンマを半年以上抱えています。

 

今年度はやらなければならないことが増えました。

私が動かないと立ち行かないことばかりです。

 

その状況を作ったのは、他ならぬ自分です。

自分で撒いた種です。自分で刈り取るしかありません。

なので、来年3月まではそちらに注力したいと思います。

 

今まで、様々な場所で弊サークルの本をお手に取ってくださった皆様に、厚く御礼申し上げます。

次に新刊を作る際は、しっかり告知したいと思います。

 

そもそも開店休業状態でしたが、身内のイベントことおもしろ同人誌バザールが開催されるまで1ヶ月を切りましたので、改めてお知らせしようと思った次第です。

弊サークルの名前がおもしろ同人誌バザールの参加サークル一覧になかったので、ちょうどいいかなと(笑)

これは愚痴なのか何なのか

TwitterのTLを眺めていて思ったことをさっき、うちの人に聞いてもらった。

その話になったのはうちの人きっかけなんだけど、うちの人も違うベクトルのところでモヤモヤしていたみたいで、お互いに思うところを発してみた。少なくとも私は正直に吐露したつもりである。

 

ひょんなことから本を出すことになってはや4年半が経ち、何だかんだでうちの本を楽しみにしてくださっている方が増えたようだ。ありがたいことに、今まで出したもので頒布数ゼロというものはない。

 

時々、「ゼロのものがないのは何でだろう」と思うことがある。

別に気の利いた文章を書くわけでもなければ、可愛い絵を描くわけでもなく、「真似したい」と思われるような写真を撮るわけでもない。ましてや、広く求められるような本を出すわけでもない。

インスタントやきそばのレビュー本が欲しければ、もっと詳しい人がいらっしゃる。もっと上手に推しを紹介してくれている人はごまんといる。可愛いイラストや素敵な写真をたくさん載せた散歩の本はいくらでもある。

 

なのに、何でお手にとってくださるばかりでなく、「これをください」と買ってくださる方がいらっしゃるのだろう。

いつも締切ギリギリ、コピー本にいたっては当日の朝に会場で作っているような体たらくだけど、どの本も自分が一番楽しんで書いている。

うちの本を買っていただける理由は、「お手にとってくださった方にその楽しさが伝わったから」ということぐらいしか思いつかない。

 

楽しんで書くということなら、皆さんだってそうなんだと思う。そんなことは、足を踏み入れて5年も経ってないようなド新規に言われるまでもないわけで。

 

でも何か最近、何と言うか、「変化」している気がする。

 

「素人が作った」っていうのがわかる本ってそんなに駄目かな。

フルカラーじゃないと駄目かな。

コピー本じゃ駄目かな。

 

素人が作った感丸出しの本しか出せない。

フルカラーの本は滅多に出せない。

コピー本ばかり出す。

そんなうちみたいなサークルは駄目かな。

 

……などと思っているから売れないんだよと言われそうだな。

でも、「娘へのお土産にするわ」って、私がひたすら楽しんで書いただけの推しの作品をレビューしたコピー本を買ってくださる、そういう方がいるうちはどんなに売れなかろうがきっとやめられないんだと思う。

 

まだまだ書きたいことはたくさんある。

それを書くたび、ひとりでがむしゃらに盛り上がるのだろう。

好きなものと私

幼い頃から、私には好きなものがたくさんあります。

その好きなものを好きなように組み合わせ、好きなように書いたものを同人誌として頒布しています。

 

またひとつ年を取った今日から記録がてら、好きなものについてこちらにupしようと思います。

 

さて、何日続くかな(苦笑)。

【告知】4/1おもしろ同人誌バザール頒布物について

新刊等々でお騒がせいたしまして申し訳ございません。

当日の頒布物は次の通りです☆印は残部僅少(増刷の予定はございません)

 

☆『東京都港区坂道おば散歩』

☆『東京港区坂道散歩』

☆『かすみがせき散歩』

☆『2001円普通の旅』(東武東上線編、世田谷線編)*1

『18のみぢかなひやしちゅうか』

『インスタントやきそばは悪くない』

 

今回、『インスタントやきそばは悪くない』をお買い上げくださった方に

『インスタントやきそばは悪くない ver.ZERO』

というペーパーを特典としてお付けいたします。

これは『インスタントやきそばは悪くない』頒布後にリニューアルした

日清焼そばU.F.O.」(日清食品

「一平ちゃん 夜店の焼そば」(明星食品

「昔ながらのソース焼そば」(東洋水産

の3商品(リニューアル後)についてのレビューを載せたものです。

『インスタントやきそばは悪くない』に載せたレビューがどんな風に変わったのか、見比べていただいても楽しいかもしれません。

 

もしかすると、このペーパーだけ欲しいと仰ってくださる方もいらっしゃるかもしれません。その時は「ペーパーだけください」とお声掛けください。

但し、誠に申し訳ないのですが、このペーパーは『インスタントやきそばは悪くない』をご購入いただいた方にお渡しするものといたしましたので、ペーパーだけご所望の方からは100円を頂戴いたします

ペーパーにつきましては当日、見本を置きます。ペーパーだけ欲しい方はそちらをご覧いただいた上で購入するか否かご検討ください。

 

当日大崎にお越しになれない方や遠方にお住まいで、このペーパーをご所望の方がいらっしゃいましたら、コンビニエンスストアネットプリントを使って頒布いたします。これに関しては後日、ブログにてお知らせいたします。

 

文字ばかりで申し訳ございませんが、取り急ぎお知らせまで。

*1:コピー本なので、5月のイベントに合わせて増刷するかもしれませんが未定です

【お知らせ・3/24追記】昭和のひとびとの今後の頒布物について

久しぶりのブログ更新ですが、お詫びだらけです。

 

【頒布延期のお詫び その1】
4/1のおもしろ同人誌バザールにて頒布を予定していました
『またまたインスタントやきそばは悪くない』
『2001円大崎の旅』
ですが、頒布を延期いたします。

大崎の本は今夏に頒布いたします。

やきそば本に関しては、後述の

おもしろ同人誌バザールでの頒布について

『またまたインスタントやきそばは悪くない』の頒布時期について

をご参照ください。

 

【頒布延期のお詫び その2】

5月のCOMITIA124ならびに第二十六回文学フリマ

『2001円東急多摩川線の旅』

を頒布予定でしたが、これを秋のイベントに延期いたします。
どのイベントに参加するか現段階では未定の為、決まり次第お知らせいたします。

 

【おもしろ同人誌バザールでの頒布について】

代わりというには少々弱いのですが、4/1のおもしろ同人誌バザールでは
『またまたインスタントやきそばは悪くない Ver.ZERO』
を頒布いたします。
「一平ちゃん夜店の焼そば」「昔ながらのソース焼そば」「日清焼そばU.F.O.」のリニューアルについて取り上げるペーパーです。
『インスタントやきそばは悪くない』をご購入くださった方には無料でお付けいたしますが、こちら単品のみご購入の場合は100円をいただきます。

(3/24追記※このブログをupした時点では上記のように考えていたのですが、拙著『インスタントやきそばは悪くない』を多くの方にお買い上げいただきましたので、それを受け、当日大崎に来られない方々にもお手に取っていただける方法を考えます。決まりましたらTwitter<@showa825>でお知らせいたします)

 

【『またまたインスタントやきそばは悪くない』の頒布時期について】

今回延期する『またまたインスタントやきそばは悪くない』

5/5(土)COMITIA124

5/6(日)第二十六回文学フリマ

での頒布を予定しています。今のところ、コピー本での頒布を考えています。

 

以上です。

 

延期の理由ですが、すべてひっくるめて申し上げると私の計画ミス以外の何物でもありません。
楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃいましたら、誠に申し訳ございません。


申し上げるまでもございませんが、お時間いただく分、しっかりとしたものを作ります。それまでお待ちいただければ幸いです。

宜しくお願い申し上げます。

C92で頒布する既刊について

C92で頒布する既刊についてざっと説明をいたします。

 

【東京都港区の坂道散歩シリーズ*1

「シリーズ」としましたが、まだ2冊しか出してません。

 が、少しずつではありますが、これからも続けていくので、あえて「シリーズ」としました。

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(左)『東京港区坂道おば散歩』

   《訪ねた坂》

    江戸見坂*2(赤坂)、汐見坂(赤坂)、綱の手引坂(芝)、日向坂(芝)

    

(右)『東京港区坂道散歩』

   《訪ねた坂》

    氷川坂*3(赤坂)、本氷川坂(赤坂)、七面坂(麻布)、

    大黒坂(麻布)、暗闇坂(麻布)、一本松坂(麻布)

 

【2001円普通の旅シリーズ】

 これも少しずつ続けて行きたいので、あえて「シリーズ」としました。

 《「2001円普通の旅」とは》

  かの名作「2001年宇宙の旅」をもじったタイトル*4

  次のルールのもとに行う旅です。

   1.所持金は2001円のみ。もちろん、交通費込み

   2.お得な切符は使わない

   3.使える電車は各駅停車のみ

   4.一番多そうな各駅停車の行き先を最終目的地とする

   5.一駅ずつ降り、駅の周辺を必ず5分以上散歩する

 

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  (左)東武東上線

    池袋から9駅先の成増(なります)*5を目指しました。

    さて、成増にたどり着いたのでしょうか?

 (右)世田谷線

    各駅停車のみです。三軒茶屋から9駅先の下高井戸駅を目指しました。

    さて、下高井戸に(以下略)

 

【その他】

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 『かすみがせき散歩』

  これは、2015年のC89で初頒布して以来、地味に完売を繰り返した『東京おば散歩 霞ヶ関編』*6を再収録し、新たに「埼玉県の霞ヶ関散歩」と「改めておこなった東京都の霞が関散歩」を収録したものです。

 

 

既刊紹介は以上です。

もし何か気になった本がございましたら、8月13日(日)、東京ビッグサイト東2ホールW-38b「昭和のひとびと」のスペース(赤で囲った場所)へお立ち寄りください。

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立ち読み大歓迎です!

 

では、またどこかの即売会でお会いしましょう! 

*1:坂の名前の横にあるカッコ内地名は、港区の公式サイトに掲載されている地図の地区に準じたものです

*2:表紙に掲載している坂です。大変急な坂で、何台かエンストしていました

*3:表紙に掲載している坂です。この向かって右手に氷川神社があります

*4:ところがこの元ネタをご存じない方が多かったのか、「これは何でこのタイトルなんですか?」とお尋ねいただくことが意外に多いのです。面白い映画ですので、ぜひご覧ください。

*5:時刻表を調べたところ、成増までの各駅停車が多かったようなので

*6:のちに「×霞ヶ関 ○霞が関」であることに気づくも、時既に遅し……

C92新刊について、そこに書けなかったこと。

 90日以上更新してなかったので、広告が表示されていました。

 あははは。

 

 昨年末のC91は落選しましたが、今回のC92はスペースをいただくことが出来ました。ありがとうございます。

 

 さて、今回の新刊ですが、飲食本です。

 うちは散歩系を名乗っているサークルなのですが、今回は飲食本を出すことになってしまいました。

「なってしまいました」って、自分で決めたのですけども。

 

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 タイトルは『18のみぢかなひやしちゅうか』です。

「ひらがなだらけにした方が可愛いから」などという理由ではなく、

「表紙に載せるロゴを考える時に『18の身近な冷やし中華』ではしっくり来るものが作れなかったから」

という理由からです。技術とセンスがまだまだ足りないのです。

 

「何故冷やし中華なのか」と問われれば、「三食冷やし中華でもいいくらいに大好きだから」としか言えません。

 

 この本を作るにあたり、決めたことがありました。

 ◎取り上げるのは醤油だれのみ

   →基本の味だと思ったので

 ◎チェーン店以外では食べない

   →ところが色々あって*1、一社しか行けなかった

 ◎取り寄せない

   →取り寄せは「身近」というコンセプトに合わないと判断

 ◎自分で作るタイプのものは、具を「錦糸玉子*2・ハム・きゅうり」とする

 

 しかし、何せ勝手のわからぬ飲食本。載せたりレビューしたりするためのものを作ったりしたことはあっても、最初から最後までしたことはなかったので、作業がまるっと無駄になったこともありました。

 そして、「三食冷やし中華でもいい」と思うほどに大好きな冷やし中華だったのに、見聞きするのも嫌だと思った日もありました。

  そんな中でも少しずつ形になっていく中で、少しでも良いものを作りたいと、本当にギリギリまで何やかんやと手直ししました。

 

 それでも、他の飲食本に比べれば拙いものです。もう少しやりようがあったでしょう。

 しかし、これが今の私のベストです。

 

 他の飲食本のように食べ比べもしていない、取り上げたものを深く掘り下げてもいない、レシピが載っている訳でもない、ましてや白黒という、本当にただの「2017年冷やし中華カタログ」のような本になってしまいました。

 それでも、この本をきっかけに冷やし中華について興味を抱いていただければ、この本を作った意味も生まれるというものです。

 

 拙著で、皆さんの冷やし中華ワールドが少しでも広がりますように。

*1:「身近」というコンセプトということで、全国展開しているチェーン店を探した結果、全国ではないものの、冷やし中華を扱っている飲食店チェーンで一番多くの地域で食べられそうなのが「くら寿司」しかなかった。中華料理系チェーンは意外に空白地域が多かった

*2:「錦糸」と呼べるほど細く切れなかったけど……